皆さんこんにちは!
3月に植付したシコロサンゴとエダコモンサンゴの
植付3ヶ月後のモニタリングを先日6月7日に実施しました。
今回のモニタリングでは、台風2号が沖縄地方に接近しており、
その影響についても確認しました。
シコロサンゴは植付した78本のうち、
53本の生存が確認できました(生存率67%)。
水中ボンドを利用して植付したシコロサンゴの中には、
基盤から外れている個体もありました。
また、簡易設置型着床具を利用して植付したシコロサンゴは、
今回の台風による着床具の転倒はなく、順調に成長していました。
エダコモンサンゴは植付した30本のうち、
24本の生存が確認できました(生存率80%)。
メッシュポットを利用したエダコモンサンゴの中には、
やや白くなっている個体が確認されました。
ブセナ海中公園でのサンゴ植付の取り組みを紹介する
特設のWEBサイト(日本語・英語)もありますので、是非ご覧ください。
https://www.busena-marinepark.com/cultivated-coral/second-planting.html
引き続き植付したサンゴの成長を見守っていきます。
~ブセナ海中公園でのサンゴ植付について~
ブセナ海中公園50周年記念事業として、サンゴ植付の取り組みを実施しており、
2021年にサンゴの植付を実施しました。
2022年度より、アラムコ・アジア・ジャパン株式会社による
沖縄県サンゴ礁保全推進協議会からのサンゴ植付に関する助成支援を受け、取り組みを実施しています。
沖縄の重要な観光資源の1つである「海」をサンゴの保全再生を通して守りながら、
沖縄の海の魅了を観光客の皆さんにお伝えしていきます。